東海道新幹線や東海道本線、小田急線をはじめとする広域的な鉄道結節点である小田原駅より広がる市街地、駅至近には豊富な緑とゆとりある空間である小田原城址が立地している。まちなかにおいては、図書館、子育て支援機能など充実した公共施設が整備されるとともに、集合住宅、商業施設の開発が進み、今後も民間による開発が想定される。一方、城周辺の史跡、広場などの公共的な空間や遊休建造物及びその跡地、近隣のエリアにおける複数の歴史的建造物や地域による賑わい創出に向けた取組など、広範囲に及びハード・ソフトのまちづくりの資源が点在している。
今後は、公民連携の取組の更なる強化、まちなかへのウォーカブルな空間の創出、既存ストックの有効活用により、都市の魅力を底上げすることで、地域経済の活性化と暮らしの質の向上を図ることが、まちづくりの大きなテーマとなっている。
まちなかにおいて一定の都市機能整備が進み、公民連携や既存ストックの活用などハードから人への新たなまちづくりが模索されるなか、NPO法人アーバンデザイン研究体(UDM)代表の杉本氏を筆頭に、都市デザインを軸とする公・民・学連携の取組の必要性が示され、関係するコア団体との協議・共有を経て、本組織の設立に至った。
■研究活動
①アーバンデザインの研究
②エイジフレンドリーの研究
③都市の形成に関する研究
■空間デザインマネジメント
・公共空間・公共施設、民間建築物のデザイン等に係る助言など
■まちづくり相談・まちづくり支援
地域からの相談に応じてまちづくりを支援
1. 当該エリア及びその周辺エリアにおける都市デザインの調整(土地利用誘導、景観誘導等)
2. 三の丸エリアにおける公民連携事業の創出
3. 収益的事業による新たなまちづくり活動資金の創出など、持続的なエリアマネジメント体制の構築
「公」: 小田原市
「民」: 具体的な取組に応じて参画団体を定める
「学」: 東海大学建築都市学部建築学科都市計画研究室、UDM
センター長:杉本 洋文(NPO法人UDM理事長)
副センター長 兼 ディレクター:後藤 純(東海大学准教授)
エグゼクティブアドバイザー:信時 正人(UDCイニシアチブ理事)
事務局:小田原市 都市部 都市政策課
現在、拠点施設は設けていないが、今後の取組の進捗に伴い、まちなかへの施設設置を検討する。
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