UDCO

UDCO

アーバンデザインセンター大宮

埼玉県さいたま市大宮駅周辺

2017/4~
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活動エリアの状況と課題

 大宮駅周辺は県内随一の商業・業務機能集積地であり、重要な交通結節点である。しかし東口周辺では長らく都市更新が停滞しており、老朽化した建物等が多く残っている。官民学協働で策定した「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」(2010)に掲げられた公共施設・交通基盤・街区更新の方針や、国土形成計画(2015)・首都圏広域地方計画(2016)に位置付けられた「対流拠点都市」という大宮の広域的な役割、これまでのまちづくりや国土づくりの大きな方向性を、いかに具体的な都市像に描き、産官学民の連携により実現していくかが課題となっている。

設立経緯

 「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」(2010)策定後、ビジョンをどのように具体化させていくかが模索される中、地元まちづくり団体がUDCKの視察を行ったことをきっかけにUDC設置を市に要望した。その結果、暫定的に公民学が一体となって主体的にまちづくりを考えるためのコミュニティ・ステーション「まちラボおおみや」が現在のUDCOの場所に設置され、まちラボおおみやでの産官学民の連携によるまちづくりの試行期間を経て、2017年UDCOが運営を開始した。

センターの活動概要

学習・研究・提案
多くの主体がまちづくりに係わることができる機会を創出し、学習・研究・提案に加え人材育成を進める。

実証実験・事業創出
公共空間やオープンスペースの利活用を推進し、まちのストックの最大活用と、まちの魅力や価値の向上を図る。

デザインマネジメント
質の高い空間デザインを提案し、行政計画やまちづくりプロジェクトへの企画、提案を行う。

エリアマネジメント
安心・安全かつ快適な都市空間や生活環境の実現とともに、将来にわたって発展し続けるまちとなるため、地域と連携したエリアマネジメントに取り組む。

今後の活動の展望・課題

大宮駅周辺地域では、「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」(以下、戦略ビジョン)に基づき、

「えき」:GCS構想(駅周辺開発構想)
「まち」:公共施設再編計画や市街地再開発、
「みち」:街路事業や街路沿道社会実験

など、様々な都市更新事業が進んでいます。

今後はそれぞれが順次事業実施段階へ移行していく中で、街の目標像である戦略ビジョンとそれぞれの事業についてより具体的な整合を図り、相乗効果を生み出していく必要があります。

UDCOでは、「デザインコーディネーター」の役割を担い、都市再生諸制度や景観諸制度を用いたデザイン調整の仕組みづくりや戦略ビジョンと各事業の整合確認を行うなど、官民協働によるアーバンデザインを進めてまいります。さらに、それぞれの事業をエリア全体の価値向上へと繋げていくための「ストリートデザイン」として、街路沿道一体利活用よる沿道経営体の形成やエリアマネジメントの仕組みづくりに取り組んでまいります。

構成団体

「公」:さいたま市
「民」:
「学」:

ほかは個人

組織形態

代表理事・センター長:工藤 和美(東洋大学教授)
業務執行理事・副センター長 兼 ディレクター:藤村 龍至 (東京藝術大学准教授)/ 内田 奈芳美(埼玉大学准教授)

その他、一般社団法人の社員であるさいたま市(代表:市長、代理人:さいたま市都市局大宮駅東口まちづくり事務所長)を加えた社員総会で運営の基本方針を決議。

実務体制

常駐スタッフ:(法人運営事務・都市建築専門職)

いずれも法人の直接雇用、非常勤スタッフ1(プロモーション専門職)

施設概要

活動拠点:まちラボおおみや
面積:157㎡

株式会社浜友商事と一般社団法人アーバンデザインセンター大宮(以下、法人)が無償の貸借契約を結び、法人が管理・運営を行っている。

まちラボおおみやは、トークイベントや会議を行えるイベントスペース、各種展示に利用できる展示スペース、自由な書籍閲覧及び小規模なミーティングを行えるラウンジスペース、UDCOの事務室となるオフィススペースで構成されている。

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お問い合わせ

〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町みやちょう 1-60
大宮ラクーン8 まちラボおおみや内
TEL: 048-782-9679
FAX:048-782-9680

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