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郡山アーバンデザインセンター

福島県郡山市およびその周辺

2008/11~
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活動エリアの状況と課題

郡山市は、東北南部の福島県中通りのほぼ中央に位置する、東北地方では仙台に次ぐ経済規模を有する地方中核都市。南北に東北新幹線・東北本線・東北自動車道が通り、磐越東線ばんえつとうせん 磐越西線ばんえつさいせん 、磐越自動車道が通る交通の結節点。面積757k㎡、人口34万人の中核市。 江戸期までは奥州街道の宿場町であったが、明治期に猪苗代湖を水源とする安積疎水あさかそすい が開削され都市化が進んだが、近年中心市街地の衰退は著しい。郡山市並木地区は、JR郡山駅から北西2kmに位置する面積70haのエリア。住宅・農地・商業業務が混在する地方中核都市の典型的な郊外エリアである。

設立経緯

以前より並木地区に立地する企業と町会で、並木地区をより魅力あるエリアにしていくことを模索していた。地域側から北沢たける 東京大学教授(故人)に協力を求め、大学の専門家が加わり、「公・民・学」が連携する地方中核都市版・民間主導型のアーバンデザインセンター が設立された。

センターの活動概要

1. 提案公募による地域づくり支援
 提案公募により全国の専門家が地域に関わる機会づくりを行っている。第1回を郡山市並木地区を対象に、第2回は須賀川市すかがわし稲田地区を対象に、まちづくり提案を公募した。最優秀に選ばれた専門家が地域まちづくりに参画している。

2. 行政計画づくりの支援
 北塩原村では観光計画の策定、会津美里町では総合計画策定の業務に協力している。

3. 復興支援活動
 東日本大震災直後にセンター内に復興支援室を設置し、避難所への支援物資の搬入や仮設入居者のためのイベント、被災者への支援を行っている。2016年4月にも支援 イベント「佐賀は3.11を忘れない 佐賀の器と気持ち展」を実施した。

今後の活動の展望・課題

1. 民間と行政の協働
  並木・稲田では民間中心の取り組みであり、北塩原・会津美里では行政中心の取り組 みとなっている。両者協働での取り組みを促進していく。

2. 恒常的なセンター機能
  現状ではプロジェクトごとの委託費や補助金により、その都度専門家等とチームをつくり活動を行っているが、恒常的なセンター機能が求められる。そのため人材や資金の確保が必要。

構成団体

「公」:並木町会
「民」:地元企業に所属する個人
「学」:東京大学

組織形態

理事長:清家 剛せいけ つよし (東京大学大学院准教授)(センター長兼任)
副理事長:田中 大朗ひろお (田中大朗建築都市設計事務所)(副センター長兼任)
理事: 栁沼 愑やぎぬま いつる (並木町会長)/ 宗像 剛むなかた たけし (ラボット・プランナー㈱)
監事:園部 好洋(八光建設㈱)

※特定非営利活動法人

実務体制

地元企業スタッフ1が事務局を務める。
プロジェクトごとに大学の専門家や建築家等とチームをつくり実務にあたる。
センターの窓口は企業ショールーム受付が兼任している。

施設概要

郡山市並木にある地元企業ラボット・プランナー㈱の所有する住関連ショールーム(LABOTTO)内のスペース26を借用。
事務スペース、打ち合わせスペース、進行中プロジェクトのパネル 展示スペース。

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お問い合わせ

〒963-8026
福島県郡山市並木2-1-1(LABOTTO内)
TEL: 024-995-5855

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