アイランドシティは福岡市の博多湾内東に位置する島形式の埋立て地であり、港湾事業として1994年に着工し、総面積401.3ha、計画居住人口18,000人、2020年代後半の事業完了を目指している。UDCICの活動は、アイランドシティの東側191.8haのまちづくりエリアを対象としている。西側は臨港地域である。福岡市の東の活力創造拠点として、また21世紀の先進的モデル都市として、新しい「みなとづくり・まちづくり」の推進を目的にアイランドシティ事業を進めており、まちづくりエリアでは、住宅を主体とする都市開発と高次医療・福祉・スポーツ系の施設の集積が進んでいる。まちづくりエリアにおいては、2022年に分譲予定地が完売、居住者も増加しており、2025年8月時点で約5,800世帯、約16,100人が居住している。
2008年リーマンショックによる経済不況の影響を受け、港湾事業計画通りの土地分譲が難しくなった。関係各所から寄せられた多様な見解に基づき、まちづくり拠点の設置が不可欠であるとの提言がなされ、その契機を受け、2012年にUDCICが設立されるに至った。 福岡市主導のもと、アイランドシティ・アーバンデザイン協議会として活動を進める中で、2018年からは、民間主導の体制となり、2025年に任意団体として再スタートした。
まちづくり活動の実施・支援
・様々な交流イベントを通したコミュニティ活動
まちのデザインの研究
・持続可能なまちづくりの仕組みを構築する研究
・プレイスメイキングによる公共的空間の魅力化と文化創造の研究
・街の成長にあわせたスマートモビリティの構築とマネジメントの研究
・ICでの景観マネジメント(雑草対策活動等)の研究
大学・企業による調査・研究等の実施・誘致
・実証実験の企画・実践
・教育プログラムにおける調査・提案
連携・交流の場の創出
・センター施設:多様なコミュニティ活動や質の高いライフスタイルに資する活動の場を提供
・公園・緑地や未利用地、公開空地など公共的空間:交流機能の増進
情報発信・プロモーション
・様々な開発情報やまちづくり情報をWEBや自主媒体、パブリシティ活動などにより積極的に発信
・まちの価値を向上させるための戦略的なプロモーション活動
自立的な運営に向けた検討・取り組み
・将来、まちのマネジメント組織となり得るような体制づくり
・新たな財源確保と収益を生む事業の構築
展望
・まちびらきから20年が経過し、一定程度、都市整備・都市活動が到達した中、また民間開発が活況を呈している現在、アイランドシティのまちづくりやアーバンデザインは転換点に立っている
課題
・きめ細かなエリアマネジメント業務とアーバンデザインや交通施策など高度な専門性を要する業務とを両立させた運営
・自主財源の確保、自立した事業体としての運営体制の確立
「公」:福岡市 ※オブザーバー参加
「民」:積水ハウス㈱、福岡商事㈱、博多港開発㈱、西日本鉄道㈱、㈱福岡銀行、西部ガス㈱、福岡第一交通㈱、㈱ナカシロ、一般社団法人九州住宅産業協会、㈱ジェイコム九州、伯洋海運㈱、㈱ラ・アトレ、㈱繋ぐプランニング、㈱三好不動産、旭化成ホームズ㈱、九州電力㈱ (2025年12月時点)
「学」:九州大学
センター長:坂井 猛 (九州大学大学院教授)
副センター長: 佐古田 智哉(積水ハウス㈱ 福岡マンション事業部 副事業部長)
専任スタッフ:1名
(2025年12月時点)
UDCICコミュニティスペース(積水ハウスパビリオン内)を設置。
UDCIC事務局(㈱ダイスプロジェクト内)
TEL:092-403-0086