UDCIC

UDCIC

アイランドシティ・アーバンデザインセンター

福岡県福岡市

2012/10~


▲公共空間の新しい使い方の提案(おそとリビング)


▲アイランドシティ遠景


▲コミュニティの創出と育成(まちの学校)

活動エリアの状況と課題

アイランドシティは福岡市の博多湾内東に位置する島形式の埋立て地。港湾事業として1994年に着工し、総面積401.3ha、計画居住人口18,000人、計画就業人口18,000人、2020年代後半の事業完了を目途にしている。UDCICの活動エリアは、アイランドシティの東側191.8haのまちづくりエリア。福岡市の東の活力創 造拠点として、また21世紀の先進的モデル都市としてアイランドシティ事業が進められ、まちづくりエリアでは、住宅を主体とする都市開発と高次医療・福祉・スポーツ系施設の集積が進められ、2016 年3月時点で約2,400世帯、約7,100人が居住する。アイランドシティが目指す都市像や経済活動が共有されないまま、港湾事業としての土地分譲が先行される中で、徐々にではあるが様々な問題・課題が顕在化しつつある。(周辺交差点での交通渋滞、小学校のマンモス化と教室不足、タワー偏重のマンション建設・タワー足元で暴風化、土地利用のモザイク化、等々)

設立経緯

経済不況の影響を受け、港湾事業計画(土地分譲)が頓挫。まちづくり活動による地域ブランド化、ボトムアップ型まちづくりなど新たな施策が求められていた。2011年にアイランドシティ・未来 フォーラム(委員長:出口敦東京大学教授)がまとめた提言書の中で、公・民・学連携のまちづくり拠点設置が提案され、翌2012年にUDCICが設置された。

センターの活動概要

①まちづくり活動の実施・支援
・様々な団体等が主体的に行う「多様性」を進める事業
(1)まちの学校:個々のスキルを活かし「交流の場」を創造する活動
(2)コトノハ運営委員会:図書活動を通したコミュニティ・文化活動
(3)子ども会など:様々な交流イベントを通したコミュニティ活動

②まちのデザインの研究
・持続可能なまちづくりの仕組みを構築する研究
・プレイスメイキングによる公共的空間の魅力化と文化創造の研究
・街の成長にあわせたスマートモビリティの構築とマネジメントの研究
・ICでの景観マネジメントの研究

③大学・企業による調査・研究等の実施・誘致
・実証実験の企画・実践
・教育プログラムにおける調査・提案

④連携・交流の場の創出
・センター施設:多様なコミュニティ活動や質の高いライフスタイルに資する活動の場を提供
・公園・緑地や未利用地、公開空地など公共的空間:交流機能の増進

⑤情報発信・プロモーション
・様々な開発、まちづくり情報をWEBや自主媒体、パブリシティ活動などで積極的に発信
・まちの価値を向上させるための戦略的なプロモーション活動

⑥連携・交流の場の創出
・将来、まちのマネジメント組織となり得るような体制づくり
・市税に頼らない新たな財源確保と収益を生む事業の構築

今後の活動の展望・課題

[展望]
・3年間の実績で認知度は高まり、中間支援組織として期待は増大している
・市港湾局の主要施策として進められ、一定程度、都市整備・都市活動が到達し、民間開発も活況を呈し、まちづくりやアーバンデザインは転換点である
・不安感・不透明感は満載だが、UDCICが一気に飛躍する環境が整っている(残り2/3のアイランドシティ開発をUDCICが牽引してくれると期待)

[課題]
・政令市での縦割り行政や港湾事業の弊害および限界
・地域を相手にしたきめ細かなエリアマネジメント業務とアーバンデザインや交通施策など高度な専門性を要する業務とを両立させた運営
・経営体・事業体として不透明な中、常勤スタッフのモチベーションへ過度に依存した活動
・事業運営の危うさ
・自主財源の確保、自立した事業体としての運営体制の確立

構成団体

「公」:福岡市
「民」:照葉校区自治協議会、アイランドシティ立地企業等連絡協議会、博多港開発㈱
「学」:九州産業大学、九州大学、福岡工業大学、福岡女子大学

組織形態

アイランドシティ・アーバンデザイン協議会(任意団体)の 下部組織(実施機関)。
センター長:坂井猛(九州大学大学院教授)
副センター長:朝廣和夫(九州大学大学院教授)、小畑秀紀(福岡市港湾空港局アイランドシティ事業部長)

実務体制

常勤スタッフ0名、非常勤スタッフ3名。(2017年4月)

施設概要

2017年3月末に施設閉鎖。組織は存続している。


▲企画会議

UDCイニシアチブ