糸島半島では、九州大学が2005年10月の伊都 キャンパス誕生から段階的な移転を進めており、2018年9月に移転が完了し、約2万人の学生・教職員が活動する舞台となった。周辺地域では鉄道新駅設置やアクセス道路などのインフラを整備し、土地区画整理による新市街地が形成されており、今後とも多様な主体が連携・協働して伊都キャンパスを核とした学術研究都市づくりを進めている。
九州大学の糸島半島への移転と九州大学学術研究都市構想を進めるなかで、六本松地区からの全学教育課程の移転を控え、まちづくりのスムースな展開が求められていたことから、公民学の共同による任意団体として発足した。
定期的にまちづくりに関するテーマを選定して会議を開催し、現地会場とオンラインを合わせ、約30~200名程度の参加者と意見交換等を行い、交流を図っている。2023年度の実績は以下の通りである。
・第68回アーバンデザイン会議九大・UDCQ68 テーマ「前回の意見から今後のことを考える」
・第69回アーバンデザイン会議九大・UDCQ69 テーマ「路線バスで行く日帰り旅/EVスクーター実証実験/桑原の土地区画整理事業」
・多様な主体の交流による連携・協働の体制を強化しつつ、移転完了・成熟期を見越し、国際化にも対応したまちづくりの推進
・地域課題の掘り起こしから解決策の実行、新たな価値の提案まで、大学、地域、企業等がともに持続的に取り組める仕組みづくり
・運営面(常設施設や事業費の確保等)の改善
「公」:福岡市、糸島市、(公財)九州大学学術研究都市推進機構(OPACK*)
「民」:元岡町内会、桑原町内会、九大新町町内会、元岡商工連合会
「学」:九州大学
*Organization for Promotion Academic City by Kyusyu Universityの略称
議長:谷本 潤(九州大学理事・副学長・室長)
副議長:荻原 憲介 (OPACK事務局長)
ディレクター:坂井 猛 (九州大学教授・副室長) / 大槻 恭一(OPACK研究主幹・九州大学名誉教授) / 大道寺 崇 (OPACK事務局次長・都市形成主幹) /
鶴崎 直樹(九州大学准教授) / 宮沢 良行(九州大学特任助教) / 照山 太一(OPACK企画広報グループ長) / 大串 淳也(OPACK企画広報グループシニアマネージャー)
UDCQ事務局担当:藤岡 佑樹(九州大学キャンパス計画室)
その他、地元自治体等の代表者により、運営の基本方針を決議。
専任スタッフはなし。ディレクターが実務を担当。
常設施設はない。伊都キャンパス内の施設(ビッグオレンジ等)を利用。
〒819-0395
福岡県福岡市西区元岡744
九州大学キャンパス計画室:藤岡 佑樹
TEL: 092-802-2096