UDCしんち

UDCしんち

新地アーバンデザインセンター

福島県新地町

2024/2~
UDCshinchi-01
UDCshinchi-02
UDCshinchi-03
活動エリアの状況と課題

新地駅周辺においては、復興事業により、新地町の新たな拠点として公共施設や商業施設等が集約して整備された。UDCしんちを活用し、それら公共施設等の住民による活用を推進することで、拠点としてのエリアづくりを進めていくことが課題である。町全域においては、新地町の特徴である「海・里・山」を活かし、住民等による様々なまちづくり活動が行われ、多様な想いを持った住民が所在している。大学や研究所等の地域外との交流を通して、地域のまちづくり人材・まちづくり活動を発掘・育成し、持続的な地域づくりを進めていくことが課題である。

設立経緯

東日本大震災で被災した新地町は、環境未来都市に選定されるなど、環境やエネルギーに関する先進的取組を行いながら、復興事業を実施してきた。2018年には、新地町・国立環境研究所・東京大学大学院新領域創成科学研究科の三者で環境・エネルギー・まちづくり等に関する連携・協力に関する協定を締結した。同協定にもとづく取組を展開していくため、復興事業により整備された新地駅前施設に「新地アーバンデザインセンター(UDCしんち)を設置し、関係機関や住民等とも連携・協働して研究・教育活動およびまちづくり等の活動を行う。

センターの活動概要

■次世代の学びの創出
・東京大学の教員や学生、国立環境研究所の研究員等が参加し、地域の関係組織や住民とともに、新地町の次世代をになう子どもたち(小学校・中学校)のための学びの基盤を創出し、新地町の未来や将来像について考え、理解し、実践する場を醸成する。

■地域活動の実践
・地域住民と大学生が地域課題解決にともに取り組み、そこで学んだ経験をもとに、持続可能なまちづくりを内発的に行う担い手へと成長するきっかけを提供する。

■大学等の研究成果の地域への還元
・大学や研究機関の研究教育成果をUDCしんちで集積し、地域住民に発信・公開することにより、科学的根拠にもとづいた学びとして、地域に社会還元する。

■地域から生まれる新たな活動の支援
・上記の活動等を通して、地域のまちづくりを担う人材育成や住民が主体の新たなまちづくり活動の発掘を行い、持続的な活動へと支援する。

今後の活動の展望・課題

・現在の主な活動は、東京大学大学院新領域創成科学研究科は「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」(福島イノベーションコースト推進機構、令和7年度まで)であり、事業終了後を見据えた持続的な活動としての醸成・定着
・まちづくり拠点としてのUDCしんちの積極的な活用、運営スタッフの確保(現在、スタッフ在中は週一日)
・地域人材の育成と、住民による新たな活動の発掘と持続的活動への支援

構成団体

「公」:新地町
「民」:新地町商工会、新地町観光協会
「学」:東京大学大学院新領域創成科学研究科、国立環境研究所

組織形態

センター長(その他役職名)清家剛 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
副センター長(その他役職名)
寺田徹 東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授
平野勇二郎 国立環境研究所主幹研究員
小野和彦 新地町企画振興課長

実務体制

ディレクター9名
(東京大学大学院新領域創成科学研究科、国立環境研究所、新地町、新地町商工会、新地町観光協会)

施設概要

所在地:福島県相馬郡新地町駅前1丁目5−番地 A 棟 1階
所有者:新地町
広さ・機能:約38㎡、UDCしんちに関連する活動スペースとして利用

お問い合わせ

〒979-2709
福島県相馬郡新地町駅前1丁目5番地A棟1階

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