UDCMi

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アーバンデザインセンターみその

埼玉県さいたま市美園地区、埼玉高速鉄道線浦和美園駅周辺の「みそのウイングシティ」土地区画整理事業区域(約320ha)および埼玉スタジアム2○○2公園の区域を中心に、その周辺区域を含むエリア

2015/10~
スマートホーム先導モデル街区整備
スマートホーム先導モデル街区整備
オンデマンド交通サービス実証<br />「みそのREDタクシー」
オンデマンド交通サービス実証
「みそのREDタクシー」
公民連携による河川空間利活用<br />「大門上池調節池広場」
公民連携による河川空間利活用
「大門上池調節池広場」
活動エリアの状況と課題

 さいたま市の東南部、東京都心25km圏の郊外に位置し、1999年6月に市街化区域編入され大規模な都市開発が進む「美園地区」を中心に、その周辺域も含めて活動対象フィールドとしている。
 東京メトロ直結の埼玉高速鉄道線「浦和美園駅」(2001年3月開業)や、国道122号・国道463号バイパス・東北自動車道を利用した広域交通利便性も高く、市上位計画に位置づけられた「市の副都心」の一つとして、2001年10月開設の「埼玉スタジアム2○○2公園」も囲みながら、2000年度以降、総面積320ha、計画人口32,000の土地区画整理事業(区域愛称:みそのウイングシティ。以下、MWC)を軸に新市街地形成を行いながら、「スポーツ、健康、環境・エネルギー」をテーマとした都市拠点づくりが進められてきた。
 2006年4月の先行整備街区の街開き以降、基盤整備進捗に応じて住宅・店舗等の建設や小中学校・公園等の整備も徐々に進み、2017年2月にはUR施行区域(計約260ha)の換地処分も済み、近年は子育て世代を中心に居住人口が急増している。基盤整備後のまちづくりが本格化している中で、サステナブルな次世代都市として各種都市機能や生活利便サービスの充実、高質で快適な都市環境の形成を図っていくことが課題となっている。

設立経緯

 市全域を対象とした地域活性化総合特区「次世代自動車・スマートエネルギー特区」(2012年度〜2019年度)に係るモデル事業がMWC区域内で企画された事を契機に、市の2013年度〜2016年度重点施策をまとめた『しあわせ倍増プラン2013』において、市東部地域の成長・発展推進のため2015年度末までに「アーバンデザインセンターみその設立」することが位置づけられた。
 2014年度から大学・民間企業・行政参画のもとセンター設立に向けた具体的検討が始まり、2015年10月に設立となった。

センターの活動概要

 『美園スタジアムタウン憲章』(2017年4月策定)および各種取組進捗や社会情勢変動等を受けて同憲章を発展・充実化させた『美園スタジアムタウンビジョン2050』(2022年1月策定)の実現に向け、下記の活動を推進。

1. まちのデザイン(デザインマネジメント)
・『みその都市デザイン方針』(2017年4月策定)に基づく、街並みデザイン誘導・土地活用促進、河川空間の高質化整備・管理活用、官民オープンスペース利活用、域内交通環境改善等の推進

2. まちのメンテナンス(メンテナンスマネジメント)
・エネルギーセキュリティーの確保や、まちのファシリティ・マネジメントの連携・効率化に係る具体方策の事業化検討

3. まちのサービス(サービスマネジメント)
・IoT・AI等を活用したモビリティ、健康増進等の地域サービスの企画・実証・事業化
・地域サービス等に係るデータを収集・管理・活用する地域情報基盤システムの開発・実証・事業化

4. まちのプロモーション(プロモーションマネジメント)
・外部展示会出展や、地域資源を活用した集客イベント等の誘致および開催支援
・地域コミュニティ形成の促進に向けた交流事業等の企画・運営

今後の活動の展望・課題

1. 市の副都心にふさわしい良好な市街地環境の早期ビルドアップを図りながら、新市街地の発展・成熟過程における将来持続性を見越した成長コントロール

2. 持続可能な事業収支スキーム構築を念頭にしながら、市の目指す理想都市の縮図「スマートシティさいたまモデル」の構築・発信を牽引する先導プロジェクトの早期実装

3. 開発区域周辺の見沼田んぼ等の地域資源も活用した地域プロモーションや交流促進

構成団体

主としてまちづくりに係るソフト事業の企画・実証・事業化を推進するコンソーシアム組織「美園タウンマネジメント協会」(2015年8月設立、任意団体)の地域プロモーション事業の一環としてセンター設置・運営されている。
別途、ハード分野の協議・調整を行う「みその都市デザイン協議会」(2016年3月、任意団体)も組織され、センターを拠点に活動を行う両組織の事務局を務める(一社)美園タウンマネジメント(以下、一社TM)がセンター運営実務も担っている。

美園タウンマネジメント協会
「公」:さいたま市、(公財)さいたま市文化振興事業団
「民」:一社TMを含む市内外企業35
「学」:慶應義塾大学、工学院大学、芝浦工業大学、東京電機大学

みその都市デザイン協議会
「公」:さいたま市、埼玉県、埼玉スタジアム2○○2公園管理事務所
「民」:区画整理事業審議会・組合(5)、自治会連合会(2)、立地企業(2)、交通事業者(2)、まちづくり法人(一社TM)
「学」:埼玉大学、芝浦工業大学

組織形態

美園タウンマネジメント協会
最高顧問:久木 邦彦(イオン㈱顧問)
会長:西 宏章(慶應義塾大学教授)
副会長:清水 勇人(さいたま市長)/ 田村 忍(日本アイ・ビー・エム㈱)/ 岡本 祐輝(一社TM)

みその都市デザイン協議会
会長:久保田 尚(埼玉大学大学院教授)
副会長:大熊 博(美園地区自治会連合会)

実務体制

常勤スタッフ:5
:副センター長(一社TM*専務理事) --- センター運営全般統括+まちづくり戦略
:事務局長(一社TM事務局長) --- 経営戦略
:専門スタッフ3名(一社TM事務局員) --- サービスマネジメント担当、プロモーションマネジメント担当、地域連携担当

*一社TM=一般社団法人美園タウンマネジメント

施設概要

浦和美園駅西口駅前の空きテナントを活用して設置。
・面積:140㎡ 弱
・事務室
・ワークショップスペース
・展示コ ーナー、倉庫
・給湯室、トイレで構成

月1定例開催交流会「水曜日の雑談カイギ」
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UDCMi内観
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